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ショートショート公開 ~宇宙人~

2019/05/28
 
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森さん
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これは、昔書いたショートショートです。ショートショートは2~3ページぐらいで完結する小説です。昔のパソコンの中にしまわれていた日の目を見ないままだったこの小説を公開して成仏させます。暇つぶしにでも見てみて下さい。

「宇宙人」

ここアメリカのロスアラモスではUFOの目撃が相次いでいる。

午前2時過ぎロスアラモスのアメリカ空軍基地は慌しく動いていた。軍用トラックが夜中にもかかわらず、ひっきりなしに基地内へ入ってくる。その中の1台のトラックの運転手スミス上等兵が助手席に座る上官に話しかけた。

「俺、実はUFOも宇宙人も今日初めて見るんです。」

「ああ、そうだったな。別に怖がることはねえんだぞ。見かけは不気味だが悪い奴らじゃない。」

「いったい何処から来た奴らなんですか?」

「俺もよくは知らないが、なんか、数千光年離れた星から来ているらしいな。」

「数千光年か。すごいな。地球の科学じゃ考えられないな。」

スミスたちのトラックが基地内の窓のない大きなコンクリートでできた倉庫の中に入ると、煌々と明かりが灯っていた。そこには大きな円盤型のきらきら輝くUFOがあり、その周りを軍用トラックが数台囲むように停まっていた。そして軍の人間たちが宇宙人の指示のもと、忙しくトラックの荷物をUFOの中に運びこんでいた。

「ちっ!まったく嫌な光景だぜ。」上官が言った。「まるで俺達があの気味の悪い生物に支配されているみたいだ。」

上官が指差した宇宙人は身長は低く、頭部や目は異常に大きく、その体は極端に細かった。肌はまるで爬虫類のような質感に見えた。

「さあ、俺達も降りて荷物を積み込むぞ。」

上官がそう言って2人は他の者と同じように荷物をUFOの中に積み込んだ。宇宙人に指示されるのは、この日宇宙人を初めて目の当たりにするスミスにとっては心地よいものではなかった。宇宙人のそばを通るたびにスミスの全身に鳥肌が立った。

スミスが宇宙人に指示され、荷物を運びこみながらUFOの中を見回すと、意外にUFOの中はシンプルな造りになっていた。計器類は全く見当たらない。ただ、その部屋の真ん中に1つテーブルのような四角い箱があるのみだった。

荷物の積み込みが終わると、宇宙人の代表者のような奴と軍の代表者が何やら話をしていた。彼らは地球の言葉を話せるようだった。

その様子を少し離れたところでスミスは上官とその様子を見ていた。

「あの宇宙人が今渡した箱に入ってるのは、ダイヤモンドだ。奴らはどこかの星で大量に取れたダイヤモンドをさっき運び込んだ大量の荷物の対価として払うんだ。」

「宇宙人相手に商売してるんですか?」

そうこうしているうちに宇宙人たちはUFOに乗り込んでいった。

「帰るみたいだな。」上官が言った。

「ところで、今俺たちが運び込んだ荷物の中身って何なんですか?」

「ああ、知らなかったのか。あれは全部家電だ。」

「家電?家電ってあの家電ですか?なんでそんなものわざわざこんな遠くの地球まで買いに来るんですか?」

「さあな。何に使っているのか、あいつらの考えている事はわからねえよ。」

その時、UFOの中では3人の宇宙人がUFOの真ん中にある四角いテーブルを囲んで手をつないで輪になっていた。先ほどとは違ってテーブルの上には水晶玉のような玉が置いてあった。

3人の宇宙人はその玉をすごい形相で睨みつけながら「はーーーーー!!!」と一斉に叫んだ。3人の宇宙人の顔には青筋が浮かんでいた。

やがて、その玉は、3人の宇宙人の気を受けて白くまぶしく強烈な光を放った。

その瞬間UFOは倉庫の屋根をぶっ飛ばし、考えられないようなスピードで上昇していった。そしていつの間にか宇宙空間に達していた。

「じゃ、あとはよろしくね。」そう言うと、2人の宇宙人がその場を離れた。

1人残された宇宙人は、なおも青筋を立て、石に念を送りながら「2時間交代だからな!」と叫んだ。

「わかってるよ。じゃ、次俺でその次お前な。」とUFOの運転の順番を決め、2人の宇宙人はUFOに積み込まれた荷物の方へ急いだ。

「おおーっ!これ最新式のゲーミングパソコンだ!」

「えー、いいな。ちょっとこれ、乾燥機付きの洗濯機だ!かみさん喜ぶわ!」

「地球はいいよな!いっぱい便利なもんがあって。すごいテクノロジーだよな!」

「でもこんな便利なものばっかり作ってきたから超能力が退化していったんだな。UFO飛ばすどころか、あいつらスプーンも曲げられないんだぜ!」

 

~おわり~

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