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ショートショート公開 「動物諜報員」

 
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森さん
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第二次世界大戦中、ある国で人間の脳を動物に移植する研究が行われていた。もちろんその目的は人間の脳を持った動物を敵地に忍び込ませて諜報活動をさせるためだ。今考えるととても人間の考える事とは思えないような悪魔のような所業である。しかし、戦争時には人間の心というものは壊れてしまうようだ。事実、ナチスによるホロコーストでは100万人以上の罪のない人々への虐殺があった。

この脳を移植する研究は当時の技術をもってしてはまだ不十分なものだった。例えば、ある1人の諜報員の脳を犬に移植してみたのだが、手術が終わって研究者が犬となった諜報員に話しかけてみた。すると犬は何か喋ろうとするのだが、犬の口の構造上、喋ることは出来なかった。だが、しばらくすると、諜報員も犬の体に慣れてきたのか、「ごはん」と「おはよう」は言えるようになった。ただ、まだ不慣れなせいもあってか、「ごわんわーん」とか「おあよおおーーーーん」とかにしか聞き取れなかった。仕方が無いので、犬はしばらくは空襲警報のサイレンの音の役をしてもらうことになった。

 

別の日、今度は別の諜報員の脳をカラスに移植してみた。体が小さいので移植するのは大変だったが、何とか移植できた。カラスも口の構造上、初めは「カー」とか「グアー」とかしか言えなかったが、訓練の結果なんとか「アホー」までは言えるようになった。このカラスも、今のままでは使いにくいので、しばらくの間新人教育の鬼教官として新人に罵声を浴びせる仕事をしてもらうことにした。

 

次に、猿に別の諜報員の脳を移植してみた。この猿も口の構造上、喋ることは出来なかったが、手が器用に動かせるので筆談が出来た。しかし、猿の手は意外に使いにくいらしく、字が下手すぎてうまく伝わらないことも多かった。その猿はしかもまだ新人だったので不慣れなため、よく失敗をしては教官に怒られ反省ばかりしていた。

 

今日もその猿がカラスの鬼教官に「アホー、アホー」と罵倒され、反省ばかりしている。遠くの方でB29のエンジン音が聞こえてきたと思ったとたん、スピーカーから「うわおおーーーーーん」という独特の空襲警報が鳴り響いた。

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